Ma's Sportの05QUEST輸入顛末記 (驚異の登録の巻)


[ 2005/09/08 ]
ここでは排ガスレポートに関することと並行輸入車を登録する際に必要な並行輸入自動車届出書や自動車リサイクル関連の輸入車を登録するまでの顛末を書きます。
並行輸入車の登録についてはこちら(PDF)の流れや基準で行われていきます。
並行輸入車の登録をされようとしている方は、自動車検査独立法人審査事務規定が便利です。
また、国土交通省の自動車交通局ホームページより「保安基準等関係基準の各条文検索一覧表」を参照することをお勧めします。

以下、財団法人日本自動車輸送技術協会はJATAに、自動車検査独立行政法人を陸運と略します。

車は手元に届いたけど、ゆっくり鑑賞している間もない。以前から作成しているガス検の申込書を作成する。
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作成後、試験依頼書と通関証明書の原本を速達でJATAに送付。
その後、試験予定場所の関西分室より試験日時の連絡が入るはず。

それを待つ間に自動車排出ガス等試験自動車諸元表を完成させていく。
gas_shogen.jpg (111066 バイト)
車両重量に関しては、よくある町のスクラップ屋さんみたいなところでカンカンに乗っけてもらう。どうせ陸運に提出する並行輸入自動車届出書にも軸重などがいるので前軸と後軸のを量ってもらおう。
無負荷回転数はボンネット裏か整備解説書。その他も整備解説書が詳しい。もし輸入する際にはWorkshopManualが手に入るなら手に入れておこう。


[ 2005/09/09 ]
JATA関西分室より電話。試験日が9/14 10:00に決定。

今日の作業は、ガス検諸元表と陸運に出す届出書にも必要な、シャシナンバーの石刷り。
クエストはマニュアルを見ると助手席の下にシャシナンバーがあるはずなんだけど、見当たらない。カーペットに切り込みがあって、床がめくれるようになっているんだけど見えない。
手を突っ込んで探すと、切れ込みよりずっとフロントよりの位置に打刻されていた。こりゃ石刷れんなぁ。
仕方が無いので目立たないようにカーペットに切り込みを入れる。そこでやっと石刷れた。
しかし、VINが5N1BV28U65Nxxxxxx(xxxxxxは一連の車体番号ね)なのに、石刷った番号は*5Nxxxxxx* … 1BV26U65Nは?
陸運に電話にて確認。仕方がないので石刷りを貼り付ける所にその旨記載との事。検査の際に確認するとの事。

それから今度はエンジンの打刻に。がーん。手はいらんじゃん。これも電話にて確認。写真をつけて届出書にその旨記載との事。

届出書+諸元表はこんな用紙。当たり前だが、提出時には空欄を全部記入する。記入の元となる資料も添付しなくちゃいけない
todoke1.jpg (56935 バイト) todoke2.jpg (50007 バイト) todoke3.jpg (80984 バイト) todoke4.jpg (81531 バイト)

そして、アメ車の届出書に絶対必要なモノが。F.M.V.S.Sラベルというステッカー。
fmvss1.jpg(←かなり解像度落としています)
このF.M.V.S.SとはFederal Motor Vehicle Safety Standards(米国連邦自動車安全基準)という物。
それにパスしているかどうかの証明をするラベル。これがあるとないとでは日本での登録がえらく違ってくる。
FMVSSラベルをデジカメで撮影して、A4用紙いっぱいに印刷。
例えば「乗用車の制動装置の技術基準」、要はブレーキが技術基準に合致しているかどうかなんだけど、FMVSSにパスしていないと技術基準適合証明書なり試験成績表なりが必要になってくる。FMVSSにパスしていると書面省略が認められる。詳しくはこちら(PDF)

それから改善に必要な、FCSリレー@2,100円なる物をアメリッツドットコムにて購入。クエストはフロントのウィンカーとスモールがダブル球で同居している。
スモールを点けてウィンカーを出すと、点滅せずに光が明るくなったり暗くなったり(増減)する。保安基準ではウィンカーは点滅しなくちゃダメなのだ。
そこでこのリレーを使うと、ウィンカーを出している時スモール側をカットする。これで点滅するようになる。
ま、いろいろ配線を工夫すればこんなの要らないんだけど、面倒だし。 このお店は結構必要なモノが売っている。吊るすバックランプだとかLED貼り付けのサイドウィンカーだとか。
並行車を自力で改善しようとしている方や登録してるんだけど改善が戻してあって車検でお困りの方は探すと使える物があるかもよ。

ちょっと車をいろいろ見てみて思った点。
FogライトがヘッドライトONの時にしか点灯しない。スモールでは無理。
Fogという物、霧の時なんかに点灯するモノだと思うんだけど、霧の時にはヘッドライト消してFogだけ点灯させなくちゃ乱反射して余計に見にくい。なのに何故?
スイッチがコンビネーションスイッチの中にあるのでスモール点灯で点灯に変更するにはどうすりゃいいんだ?と整備解説書を見るが…いまどきの車だけあってCANという通信システムでBCMにてコントロール…
後付スイッチでもつけるか…ま、つかわないからこのままでいいかな…


[ 2005/09/09 ]
本日のカイゼン作業
この車にはオプションでランニングボードとマッドフラップがついている。[ 2005/06 ]でも説明したけど、いらないものがついてくるのは仕方が無い事。
このまま登録しようと思ったが、よく見てみるとランニングボードがボディよりはみ出ている。つまり最初の登録の段階でランニングボードを含む幅を車幅として登録すればいいけど、そうするとカタログに書いてある車幅より大きくなってしまう。また、ヘタをすれば突起物だといわれそう。
並行輸入自動車届出書にカタログデーターを転載している俺としては実際寸法はかるの面倒なのでやはり外さなきゃ。
で、外す。人が乗れるくらい結構しっかりステーで取り付けられていて意外と外すの面倒だった。エアーツールはいらない場所だし。
これで横から見てもスッキリしたなぁ。足乗せられるので結構便利だったけど、野暮ったくなるのでやっぱりいらんわ。でも、外したコレどうしよう?オークションにでも出してみるか?
runb.jpg (95332 バイト) 配線が付いているのは、ランニングボードのサイドの白い部分が光るから。

マッドフラップは、微妙にタイヤがフェンダーからはみ出している部分をカバーしているのでこれはあったほうがいいかな。登録が終わったら外そう。

あと、Courtesy Nissan, Inc.という所に頼んでいたタッチアップペイントとウィンドバイザーが届く。
ウィンドバイザーはかっこ悪くなるんだけど、俺タバコ吸いだから。。。やっぱ必需品。タッチアップはとりあえず注文しておいた。

あと必要なカイゼンは、側方方向指示器取り付け、後方方向指示器灯色変更、前方方向指示器点灯方式変更、発炎筒備え付けだ。

ジャッキ等の工具とスペアタイヤやマット類を車から降ろし、ガソリンを入れてスケール屋に行く。
重量を測る。前タイヤだけを載せて一回 1,140Kg、後ろタイヤだけを載せて一回 860Kg。合計2,000Kg。ん?重量税って2t以下だったよなぁ?10Kgぐらい引いてもらえばよかった。
これに一人当たり55Kgを定員分乗じて足した値、つまり2,000Kg+55x7=2,835Kgが車両総重量。積載もある車は積載重量分も足す。

コレをガス検諸元表と並行輸入届出書に記載する。

現在わからない点は、ガス検諸元表はナシ、届出書の方は、最高出力の欄だけど、カタログは240hp、欄の単位はPSかKW。換算の係数は?有効桁数は?
最大トルクもカタログはlbs/ft なんだけど欄はN・m(Kg・m)。換算の係数は?有効桁数は?あと動力伝達装置なんだけど、C5ATの場合の書き方。
それと座席の形式。バケットとかか?それと制動停止距離。これはかんなくちゃいけないんだろうか?
月曜聞こう。


[ 2005/09/13 ]
JATAに試験料振り込んだ。191,100円。
仮ナンバーも用意したので、明日向かうだけ。

陸運に電話で、前回の内容を聞いた。最高出力、最大トルクはガス検レポートに書かれている値を書くらしい。
座席の形式は、「セパレート」か「ベンチ」、制動停止距離はどうしても解からなければ空欄で良いとの事。ただ、実車でサイドブレーキのテストは行うかもしれないとの事。
それと、側方方向指示器だけど、カイゼン無しでもOKかもしれないので、届出書提出時に実車を見てもらうことにする。
制動停止距離に関しては、AJACというカナダのジャーナリストの協会がテスト値を公表していたのでそれを引用元を明記して記載する。

パーツリストと整備解説書を現地エージェントに頼んでいたんだけど、整備解説書しか手に入らなかった。
ebayで探すと北米用FASTの出展があったので落札する。これがあって部品番号が解かればもしかすれば国内でパーツが手に入るかも。

後は明日に備えるだけ。
ガス検レポートが届くと、後は「並行輸入自動車届出書」をレポートと共に陸運に提出。自動車リサイクルの「再資源化預託金等 預託申請書」を通関証明のコピー、ガス検レポートのコピー、並行輸入自動車届出書のコピーと共に郵送。
両方とも約一週間くらいで結果が出るので、その間にカイゼンを済ませて、車庫証明を取って、希望ナンバーにするので申し込んで(持っているクルマのナンバーを覚えるの面倒だから統一する)。
それから登録だから、ナンバー付くのは9月の最終週かなぁ。


[ 2005/09/14 ]
ガス検一日目終了。所要時間は、10時から11:30までだったから1時間半くらいか。本日は10・15モードのテスト。明日は11モードなんだけど、11モードは冷間時にエンジン始動させる事が必要なので車を置いて帰ってくる。
試験場の中の人はお話をしているとやはり車好きっぽい。色々な車がガス検を受けに来た話を興味深く聞いた。
10・15モードとは、10パターンの走行テストを3回、その後に15パターンを1回行う。だから10・15モード。モニターの指示通りにアクセルを踏んで所定の速度にあげたりブレーキを踏んで速度を落としたり。足の微調整が必要で、それはやっぱり車によって異なるだろうからテスト運転する人って大変だなぁと思った。
また、テスト場に持ってくる段階で排ガスの匂いで大体わかるらしい。やっぱり慣れってすごいな。俺も本職は化学関係なんだけど、匂いで成分組成が大体わかる。
ガスクロどころかハナクロって呼んでいるが。。。

実際、試験依頼者又は整備責任者が立ち会うようにってなっているんだけど、ほとんどやることないね。ボーっとテスト風景を見ているだけ。
試験場内の写真撮影は禁じられているので写真をアップできないけれど、普通こんな試験行う事もないので貴重な体験をしたなぁなんて思っている。

「自動車排出ガス等試験自動車諸元表」に記入しておいた「一酸化炭素等発散防止装置」だけど、ワークショップマニュアルやらパーツリストで触媒の数とO2センサの数を調べて記入しておいたんだけど、実際現地で車を上げて見てみると数が違った。
米国車に関しては、ボンネット裏にエミッションコントロールのステッカーが貼っていて、そこに数やら種類が書いてある。
もっと早くに気がついていれば…。ま、訂正は普通に認められるので訂正して事なきを得る。訂正印も必要なし。

これで明日の11モードが無事終了すればレポートが発行される。とりあえず登録に向けて着々と進行中。
明日は30分くらいで終わるらしいので、帰りに陸運寄って実車を見てもらって側方方向指示器がこのままで良いかどうかと書類を見せて不備な点の確認。
しかし朝が早いので電車が辛いなぁ。。。


[ 2005/09/15 ]
ガス検二日目終了。今日は1時間弱だった。これどうしても立会いって必要なのかなぁ。。。
テストを見ている側としては昨日とおんなじようなものなので実際飽きた。朝早く電車に乗ったので眠いし。
西大寺って駅から近鉄特急にのりかえるんだけど、もう特急でそうだったのでチケット持たずに飛び乗った。ちょうど乗ったところがデラックスシート。ようするにグリーンみたいなもの。
車掌が来て、チケット買う時に「前の車両に乗り換えればデラックス代いらないですよ」と言われる。前まで行くの面倒だから「ここでいいです」と。特急代500円、デラックス代410円。乗ってる時間も少ないからビミョー。

ガス検レポートは明日か火曜日に届くみたいだ。で、書類の不備と側方方向指示器の件を伺いに陸運に行く。
昔は新規のレーンの所で「すいませーん、ちょっと教えてくれません?」で聞けたんだけど、今は審査依頼って書類を作ってもらってレーンに並ばなくちゃダメらしい。
昼休みをまたいだので結構時間がかかった。市役所でも昼休みに業務やってるんだから、交代ですりゃいいのに。
で、昼休中に車の中で時間つぶしているとケータイカメラを持った職員が、こっちを写している。車の写真はナンバーも臨番なので別に構わないけど、俺自身が写るとなぁ…
出て行って「俺自身写ってません?」と。封印係の職員だそうで、新規だと珍しい車も結構来るけど、ふつう予備検でそのまま帰っちゃうらしい。
で、珍しいの見ると撮りにくるんだと。まぁ、ああいう仕事やってる人にも車好きはいるんだねぇ。
休み時間中ちょっと話をした。こんどナンバー着けに来る時便宜図ってね。封印何個か予備くれるとか。

で、側方方向指示器について見解を出してもらう。
「見る人が見ればOKの場合とダメな場合と微妙なのでなんか付けた方が確実ですね」だと。見る人で変えずに統一しろよ。
どうしよっか?

書類も見てもらうが、詳しい人は結局現場なのである程度しか見れない。結局事前審査の事前審査はできないのか。
書類の順番を整えてもらってある程度見てもらって不備はないということであとはガスレポ待ち。明日届いたら明日届出書出しに行こう。

そうそう、KIFUJIN ZさんのNISSAN ENTHJSIASTページにのガスレポコーナーに書かれていた、後部ナンバープレートの金具、根拠法を聞いたが、ないって。ていうか、金具いらないって。「確実に取り付けられればよし」との事だった。

その後95クエストでお世話になっていたニッサンのサービスに行く。
イモビチップ内臓のブランクキーを購入しておいたので登録できるかどうか見てもらう。
結論から言うと、ぜんぜんOK。コンサルつないでみると殆どの項目が読み出せる。つまり整備はサービスでOKだ。部品はともかく。
調子が悪くなった時、原因を探ることは出来そうだ。あとワーニングのリセットとか。
これが出来るだけでもぜんぜん違うし。悪い部品がとりあえずわかれば部品をこっちでいれればいいだけだし。
イモビも無事登録出来、「登録できたら1000Km点検にきまーす」とサービスを出る。

あとはガスレポ出来次第、届出書の提出と車庫証明と希望ナンバーだな。
希望ナンバーと車庫証明は明日申し込もう。


[ 2005/09/16 ]
朝一でガスレポートが届いた。早いなぁ。
gas1.jpg (52224 バイト) gas2.jpg (117068 バイト) gas3.jpg (90845 バイト)
ガスレポ、通関証明、並行輸入自動車届出書をコピーしてリサイクルの預託申請をする。少しでも早いほうがいいかと速達で送付。
そして希望ナンバーを昨日中にネットから申し込んで置いたので、振込みに行く。これ、名前の前に受付番号をつけなくちゃいけないんだけど、俺のメインバンクのネットバンキングは対応していない。
「打電通信欄」というのはあるんだけど、これでいいのかどうなのかわからないのでどうせ銀行に行く予定があったので振込みに行く。

その足で、昨日頼んでおいた吊り下げ式汎用バックランプを近くのアメ車屋にとりに行く。1500円(バルブ無し)。これは、リアのウィンカーが赤だから、グリーン球を入れて橙にしようと思ったが、実際やってみると赤っぽい。
少し濃くぬったら今度は暗かったので、色調整が面倒だから後退灯部分をウィンカーにしてバンパー下に後退灯をぶら下げる事にした。バルブをグリーンにする為に買ったクリアグリーンのペイントが無駄になった…

バックランプにはバルブがついていなったので近くのバイクショップに行く。
口金G18ってタイプのガラス部分が小さいタイプしか付かないんだけど、自動車部品店で買うと、普通10Wくらいのしかない。こういう変わったのがいるときはバイク屋が一番。
案の定、27Wタイプがあった。それと後部方向指示器に仕立て上げるバックライト部分は、T16っていうウェッジタイプの18W。これのオレンジを探すがそこでは在庫が切れていた。つか1個しかなかった。10Wはたくさんあったけど。18Wでももしかしたらハイフラ状態になるかもしれないので、仕方がなく18Wクリアを買う。昔かったプラモの塗料のクリアオレンジ塗っちゃうことにした。
ハイフラは、一度試してダメだったら抵抗で対処。

そして警察に行って車庫証明を提出した。証明書交付は9/26。連休挟むから一週間以上だなぁ。で、仕事に戻る。

仕事がひと段落ついたので、すべての書類を持って陸運に向かう。途中混んでいたので抜け道を使うが、抜け道が工事中で迂回路。すんごく細い道。
前のゼロクラウンの人、曲がるの何度も切り返しをしていた。クラウンで切り返しだったら俺のは…案の定、曲がれん。その場所にはガードマンもいたので私も助かった。やっぱりデカイわ。
途中、ミラーを格納しなくちゃいけない場所が数々。工事するなよなぁ…

陸運は、9月という事で大はやり。ディーラーが9月は決算らしいので登録したい人でダダ混みだった。
俺はぜんぜん違う部署なんで空きまくっていたが。一応書類を全部提出。でも担当の人は16時まで新規のレーンで仕事中なので受け付けた人は詳しいことが解らないので担当の人からなにかあれば連絡があるだろうとの事。この受け付けた人が結構いい人なんだけどなぁ。なにやら行政法人になってから人減りまくりで大変らしい。
結局提出した書類は、上のほうの画像にある届出書+諸元表4枚つづり、4面図(デジカメで前後横上撮影して印刷)、記載の元の資料としてNISSAN USAのサイトで公表している諸元表、オーナーズマニュアルの抜粋、ワークショップマニュアルの抜粋。それと技術基準への適合性で必要なFMVSSラベル(デジカメで撮影して印刷)、あと、エンジン打刻番号が石刷れないのでデジカメで撮影して印刷、VINナンバーの解析資料(ワークショップマニュアルから抜粋)。それと大事な通関証明のコピーと排ガスレポート原本。足らない書類があれば連絡があるらしい。1週間後に電話で出来たかどうか問い合わせてくれとの事。出来上がった連絡はくれないらしい。

そして昨日の側方指示器を見てくれた人に「結局通るの通らないの?できるならネジ止めはしたくないから。」と聞きに行く。
「じゃ、側方方向指示器、付けてください。」だって。ただ、微妙なサイドのウィンカー部分の上に、盛り上がるように樹脂かなんかを貼り付けたらいいらしい。
でも両面はダメって審査事務規定に書いてたよなぁ。。。接着剤で付けろって事なんだろうなぁ。仕方が無い。なんとか後から跡も無しに外れるように接着剤のような物で固定するか。

さぁ、明日あたりから本格的改善作業。
・側方方向指示器をやっつけ
・前部方向指示器にFCSリレー取り付け
・後部方向指示器場所変更と後退灯取り付け
・後部ナンバープレート取り付けの為にブラインドナット埋め込み。(鉄板ビスでもいいと聞いたけど、サビてもかなわないので。)


[ 2005/09/17 ]
本日のカイゼン。まず、フロント方向指示器と車幅灯のカイゼン。上でも書いたように、クエストの方向指示器と車幅灯は同居しているタイプ。しかもダブル球でスモールを点けてウィンカーを点けると光が増減する。これは日本の法規ではダメで点滅しなくちゃいけない。ここでFCSリレーを使う。コレを入れると、ウィンカーの信号が流れればスモールの出力をカットする。よって光が点滅する。これは説明書どおりに配線すればOK。

次は、側方方向指示器。
1f_1_b.jpg (62557 バイト)

昨日も書いたが、側方方向指示器を付けなくてはいけないが、フェンダーに穴を開けて付けるのはイヤだった。
クエストのノーマルのウィンカー部分の側方にはサイドマーカー用の光源がある。これがウィンカーと同居しているのでFCSリレーを付けると、サイドマーカーも点滅する。
しかし昨日の通り、側方方向指示器としてはギリギリ法規に通るかどうか。係員が「付けてくれ」と言ったのもこの部分。
バイクパーツ屋さんに行くと、いろいろなサイズのウィンカーレンズが売っている。
確か面積が10cm2以上必要なので合格の安全の為に20cm2くらいになるものを探す。
(↑これだけど、補助方向指示器は種別5もしくは種別6なので面積の規格は必要ないはずです。)

灯火器は両面テープ止めではダメ。よって接着という方法を取ってみる。俺の取った接着方法は、イザという場合には綺麗に元に戻せるはず。
まず、sidemod.jpg (72128 バイト)このように、最初にライト(車体側)にクリアテープをウィンカーレンズより一回り大きなサイズに切って貼り付ける。その上にウィンカーレンズを何か接着できるものかつ、クリアテープを溶かさないもので固定してシリコンコーキングで埋めて接着する。あくまでも最初に貼ったクリアテープからはみださないようにかつ、クリアテープが見えないようにギリギリに。ビニールテープはシリコンがクリアテープよりはみださないためのマスキング。このように施工すると、レンズはシリコン接着で固定している事になる(かも)。

固まっちゃうとsidemod2.jpg (66308 バイト)こんなカンジ。

これで光の漏れる部分にカッティングを貼れば出来上がり。シリコンが汚いのは…。イザという場合にクリアテープごと剥がせば綺麗にはがれるはずなので、必要があればもう一度やり直せばいい。
光の漏れる部分のカッティングだけど、良かったのかなぁ?
陸運の審査事務規定の「不適切な補修等」の項目だけど、
「灯火器の破損、亀裂等が粘着テープ類により補修されているもの 」
「灯光の色の基準に適合させるため、灯火器の表面に貼付したフィルム等がカラーマジック、スプレー等で着色されているもの 」
灯火器の破損亀裂の補修の為ではないし、色の基準に適合させる為でもないからいいんじゃないかなぁ。

あと、アイデアとしては、ドアミラーウィンカー。なにかのドアミラーウィンカーを加工して取り付けるか、ベース部分を作ってそのままドアミラーを移植すれば、見栄えもよく恒久的に付けられるので車検時にも困らない。俺は「アメリカ車が好き」なので、ドアミラーウィンカーはEUクルマの様なのでその方法は取らなかった。
クラブクエストのしまやんさんからの情報で、プレサージュのオプションのドアミラーウィンカーカバーが使えるのじゃないか?って聞いたけど、まず、プレサージュのは前からしか見えないからダメ。しかも実車みたら大きさがぜんぜん違う。これはダメ。

もう一つの方法は、クエストのドアミラーはエントリーライトが付いている。リモコンでアンロックするとミラー下から地面を照らす照明。クラウンとかについているヤツ。
あそこのレンズの大きさを模って透明のプラバン等をサイズ通りに切る。で、そこにバイク用のウィンカーレンズ(例えばこんなヤツ)をマジに接着。
そうしてエントリーライトの配線を切ってウィンカーに繋ぎ直せば後方からも確認できる側面指示器になるんじゃないかなぁ。こんなカンジ。レンズと配線を戻せば元の状態にもなるし。
俺は時間も作るのも面倒なのでやめたが。車検時の為に作ってみようかなぁ。3年間期間あるし。誰かやってみそ?

次は後部方向指示器。クエストは赤の指示器なので、本来後退灯の部分にオレンジのバルブを入れてウィンカーに仕立てる。
本来のウィンカー部分は、すぐに元に戻せないようにソケット、配線を取っておく。コレは規定で決まっている。
そうしてなくなった後退灯をバンパーの下に追加して出来上がり。標準が27Wで付けたバルブが18Wだからハイフラ化が心配だったけど、問題なし。抵抗も必要じゃなかった。
bk.jpg (53542 バイト)

そして後ろのナンバープレートの部分に、ブラインドナットを打つ。初めからプレート取り付け用の穴が開いているんだけど、アメリカのプレート用。日本のプレートとは穴の位置が違う。
一昨日聞いたときには鉄板ビスでも構わないとの事だったが、見栄えとサビが…
どうせならとブラインドナットを打った。これで仮ナンもネジ止めが出来るし。仮ナン止めにガムテはねぇ。。。

あとは、車内に発炎筒を乗せるだけとトーインやら光軸やらの車検時の整備。
車検時に必要な部分は、新規検査時に陸運の近くにあるテスター屋で見てもらう。
カイゼン必要な所、こんなもんだと思う。これも業者に頼むと結構取られるもんなぁ。
仮ナン明日までだし、はやく書類審査おりろ〜!


[ 2005/09/22 ]
リサイクル預託申請は、申請書を送った後郵便振替の用紙を送ってくる。それを支払った後預託済みのステッカーが送られてくる。
1週間と言われていたのでそろそろ送ってこなくちゃぜんぜん間に合わないと思い問い合わせたら本日振り替え用紙の発送だと。
祝祭日はさんでいるからアレなんだけど、月曜にしか振り込めない。するとステッカーは火曜日以降。
本当に、ウザイ制度だ。ネット取引が出来るとかなんかしろよ。ハッキリ言ってリサイクル待ちだ。とさんざん悪態をついてやった。
だいたい、今解体屋に出しても1万円だとかで売れるのに何が嬉しくて金払ってリサイクル券買わなくちゃいけないんだろうか。
将来、古鉄の値打ちが下がって、解体に費用が要るようになって。。。じゃ、前払いしているのでシャシナンバーなんか消去してクルマを道路に捨てる。
あとは預託したその費用の中で勝手にしろよ。ってなっちゃう制度だぞ。ほんと官僚が考えそうなバカ制度だ。前もって払うなら、デポジット制にしろよ。半額戻ってくるだとか。

今日、取得税の事で、税額を聞く為自動車税事務所に連絡をした。ま、前例の無い車だと言うことで、調べて電話するとの事だった。
で、回答は、税関で支払った通関消費税とはぜんぜん違った。俺の予想では、通関消費税も大体5%なのでそのくらいになるかと。
何で異なるかというと、前例が無いので電話に出たヤツが、ネットとか調べて大体の価格を出す。んで、それを円換算して課税。
ちょいまて、俺は実売・実例価格課税になるんじゃないんか?と問い詰めた。大体、なんの価格を参考にしたのさ? 聞いてみると、「ネットとか、雑誌とか」だと。「ネットとか雑誌とかのその価格が正当なものであるという証明はありますか?」と言ってやった。

こっちは、税関が発行した輸入申告書がある。つまり、こっちは取得価格を証明する、国の機関(税関)の発行した書類があると言う事だ。自動車税事務所の言い分を通すと国の機関が設定した通関消費税と地方の機関が設定した取得税で税が異なる結果になる。国税は実売・実例価格課税、地方税は評価価格課税。そこの違いを問い詰めると、「じゃ、申告書ベースでいいですよ。」だと。
なんじゃそりゃ。適当じゃんか。何も言わないと5万円程損していた罠。言ってみるもんだ。
こりゃ、当日インボイス価格で課税しろと言い張ってみよう。本来取得税はディーラーから家までの運送費用なんかは課税されないもんな。関税の申告価格には、向こうのディーラーで買ってからこっちまでの船代も入ってるし。どうせレートも問題になるだろうから、通関時の税関発表のレート表を持っていこう。

今確実な日にちが見えているのは、希望ナンバーと車庫証明だけだねぇ。祝祭日絡むとかなわんな。ナンバーはもう出来上がってるし、車庫証明は月曜に出来上がる。
もし来週中に陸運の方とリサイクルの方が準備が出来ても、9月は陸運混みまくりです。ディーラーの決算月らしいです。ディーラー連中は9月登録をやりたくて仕方が無いらしいです。クルマが陸運からはみ出ています。
うーん、だったら10月登録にするかなぁ。予備検渡しを新規登録と違ってただでさえ時間かかりそうだし。


[ 2005/09/22 追記]
陸運から電話が掛かってきた。届出書記載の「最高出力を発生する時の回転数」が添付資料に無いとの事。以前電話で聞いたときはガス検レポートの値を書けばいいとの事だったんだけど…
これはカタログに記載してあったのでカタログをFAXする。

それと「側面衝突時の乗員保護の技術基準」。これは同等外国基準にFMVSSの文字が無く、どうしたもんなんだろうと思っていた。一応、FMVSS No 214に側面衝突時の乗員保護に関しての項目がある。
実際クエストはパスもしているんだけど、米国の基準と日本の基準が異なるらしく書面省略にはならないらしい。座席の座面が70センチ以上であればいいとの事だが…メーカーから技術適合証明をもらうか、実際車を潰して試験を行うか(それは無理)、破壊試験を行わない代わりに車検証に保安基準に適合しない旨記載されるかだ。
最悪最後の車検証に記載されるのは仕方がないなと思っていたが、実車の座面を測ってみると、ギリギリ70センチ。でも座面を下げると足らないなぁ。こりゃ、ヒューズ抜いて調整できないようにしてもダメなのかな?
試験時にタイヤ空気圧目一杯にして車高ちょっと上げてヒューズ外して行って見よう。
一応、日産自動車に技術適合証明出してもらうようお願いをしておいた。ワランティには現地の日産が面倒見るって書いてあるし、拡大解釈だ。

他に、サイドブレーキの検討みたいなのをしなくちゃいけないらしい。これは穴埋めの計算式をするだけということで、現地で行ってくれとの事。

最大の問題は、FMVSSに書かれている前軸の許容重量が1,310Kg、実際計量して値に乗車定員を載せた総重量が1,359Kg。。。許容重量を超している。
計量もいまいちあてにならない(台秤の周囲が水平ではなかった)ので、実際に計測してもらう事にはなっているが。。。最悪、車の後部に何か載せてくれとの事。フロントを軽くするように。
この件が一番心配だな。上の側突の件と共に、フロントの空気圧をパンパンに、リア少なめにって感じかな。車高調整式のサスだとすぐにでも重量配分変えられるのに。
しかし、60:40のバランスなんだけど、FMVSSでは F-1,310Kg  R-1,340Kg。なんで?間違えてる?
リアは牽引する場合があるから重めなんだなこれが。実際定員をちゃんと載せたらバランスが変化するのかもしれない。出た所勝負だなぁ。

で、家に帰るとリサイクルの振込票来てるやん。。。メール便だから何時に来たのかわからんけど、どうせなら電話で「今日到着しますよ」って言ってくれれば注意していて今日振り込みもできたのになぁ。
今日発送で今日到着。さすがヤマトのメール便。(笑
しかし、これって俺の名前のある振込票って「信書」じゃないのか?
仕方が無いので月曜日。。。リサイクルはシュレッダーダスト料金が17,580円、情報管理料金が130円 エアバッグが5,470円、資金管理料金が380円 フロン類料金が2,250円 の合計25,810円。


[ 2005/09/26 ]
リサイクル預託金、郵便局より振り込む。その後すぐに自動車リサイクル促進センターにTEL。「今振り込んだので、すぐに預託シールとリサイクル券送付してくれ」と。
確認して明日送付いたしますなんてぬかされた。確認したんなら今日送れと言う。「前回、振込み票送ってもらう時、本日夕方発送と言われて家に帰ったらもう着いてた。同じような本日中に到着する手段で送付してくれ」と半分イヤミを言ってやる。本当に大急ぎの場合、着払いにて宅急便にて送付は可能らしい。ま、10月登録にしようかと思っているので普通の手段でもいいので本日送付しろと伝える。「検討して連絡します」と言われる。
結果は本日送付できるとの事。やればできるんならつべこべ言わずにやれ。一番最初の応対の仕方からこの促進センターは印象悪いので今でもどうしても喧嘩腰になってしまうなぁ。ガス検の機関だとか自動車検査独立法人だとか警察だとかいろいろお役人と話をしているが、俺の対応した人の中では促進センターが一番お役所っぽい。今回の一連の作業の中で一番むかついた機関。

その後、車庫証明交付の予定が今日だったので警察に行く。並行輸入車のうち、日本で同じ型(レクサスLSとセルシオだとか、セントラとサニーだとか)がある場合は車検証に型式の欄に型式が記載される。
ただ、今回のクエストの様に同型車が無い場合は形式は殆どの場合「不明」になる。その場合、殆どの場合車体番号も「職権打刻」というモノになる。"京 [12] 3456 京" だとか。

職権打刻は、並行輸入自動車届出書の事前審査にパスして、陸運での新規検査が終了した時点で打刻される。つまり現在の俺の状態では車体番号はわからない。
だから、車庫証明の申請の段階から車体番号の欄は空けていた。だけど今日証明を交付される時点で車体番号が必要だと言われた。上記を説明したけどいまいちわかってもらえないっぽかった。

警察の中の人が陸運に電話で問い合わせて、この場合VINを書くのが良いだろうとなったので、警察の窓口でVINを書いた。その時、何のメモも無しに17桁のVINを書いているのを警察の中の人がびっくりしていた。
「よくそんなの覚えられるねぇ。。。すごいねぇ。。。」通関からガス検、並行輸入車届出書と何回も書いている間に覚えちゃうって。そりゃ、業で一度に何台もしてるんだったら覚えられないだろうけどさ。

俺と同じように、同型車が国内に存在しない車を輸入しようとしている方、車庫証明にはVINを書きましょう。それでいいらしいです。
予備検渡しなどにされている方は予備検合格した段階で打刻されるので打刻された車体番号を書きましょう。


[ 2005/09/27 ]
本日夕方にヤマトメール便が届く。リサイクル券がやっと届いた。これでクルマを廃車するときそこらに放置できるな。(おい)
recycle.jpg (98030 バイト)
登録に必要な書類は印鑑証明を取れば全てそろう。
あとは陸事で新規検査だけです。それが一番の難関です。軸重どうなるか…


[ 2005/09/28 ]
陸運より連絡があり、並行輸入自動車届出書の審査が昨日で終わってるらしい。いつでも登録しにこいやーとの事だった。
でもやっぱ月末は本業が忙しいので月明けだね。6営業日で出来上がりだから良かったかな。
とはいっても10月登録にしますって担当に伝えていたので、「急いでます。ケツに火が着く位」とせかすともっと早いのかもしれない。
リサイクル券も6営業日。車庫証明が5営業日。クルマ通関してから14営業日で登録できる日程です。
買い付けてから36営業日で登録可能となりました。今月は祝祭日が多かったので長めに掛かっていると思います。
並行輸入を行おうと思う人は一応参考にしてください。


[ 2005/10/03 ]
陸運が9時からなのでその時間をメドに向かった。途中にある「テスター屋」にて、トーイン、光軸、スピードメーター等の車検整備を行ってもらう。
ここで若干問題が。クエストは光軸を調整する際、上下だけしか調整できない。左右はナシ。
「少し右に振っているので、ライン上で車を若干左ナナメに入れたほうが良いと思いますよ」とアドバイスを受ける。

陸運について、まず2Fの並行輸入車等の部署へ。出来上がった並行輸入自動車届出書を受け取る。
todoke_kekka1.jpg (92110 バイト)   分厚さはこんな感じ todoke_kekka2.jpg (103203 バイト)

隣の検査の部署にて検査の予約を本日づけの本日検査で行う。検査の書類出来上がってからまた来てくれとの事。本来は事前に予約が必要。

事務所から敷地の反対側の代書屋へ。3月ごろロードスターを中古新規した時もここに頼んだんだけど、またその時担当の女の子だった。ひそかにかわいい。が、半年に一度じゃダメだなぁ。覚えてないわ。ま、俺が彼女の好みとかだと、「前にも来てません?」とか聞かれるんだろうけど。そうなったら脈ありだけどねぇ。つまらんことはさておいて…
自分でも書類書けるけど、間違いあったりや書類の順番等色々考えると代書屋に頼んだ方が早い。昔は自分で書いていたけどね…

書類を作ってもらって、また先ほどの検査の事務所に戻る。書類を受け付けてもらい、今度はクルマに乗って検査ラインに並ぶ。
ここらはユーザー車検と同じなので詳しくはぐぐってください。

ラインでは普通に継続車検や中古新規等と同じ事をする。注意点は今時のクルマには横滑り防止装置なんかが付いている。
コレスイッチ入れたままだとスピードメーターのテスト等が出来ないので注意。

そうして今度はライトの光軸。テスター屋で言われたとおり、若干左ナナメ気味に車を入れる。
「あー、車左向いてます。入れなおして」  「…」 仕方が無いのでほんのキモチ右に。「まだ左向いてるねー」「…」 まぁいいや。まっすぐいれらぁ。 何とか合格。

今日初めて気がついたんだけど、上のほうでも書いたけど、クエストのフォグランプはスモールでは点灯しない。
ヘッドライトを点灯させるとフォグを点灯させることができる。ラインで、「フォグ点灯させてください」と言われ、スイッチON。またまた検査員が「フォグ点灯させてください」…
「点灯してませんか?」「ませんよ?」 …
この車、ヘッドライトをハイビームにするとフォグが消えちゃう。良く出来てるんだか出来ていないんだか…   今日初めて気づいたわ。

ラインを最後まで進むと今度は新規のラインに行く。重量とかを測るのだ。

ここで9/22の問題点をやっつける。

まず、側面衝突。これはすべてのイスが一番後部なおかつイスの上下調整を下に下げた状態の座面から10センチ上の地点が地上から70センチ以上であればいい。測定した結果、これは合格。合格ということは側面衝突の技術基準の除外になる。
あと、前軸重。何のことはない。陸運で測ったらFMVSSの許容以内だった。

そして新規の横のラインに行って、サイドブレーキの数値を測定する。別添10の(1)関係。
返してもらった届出書にサイドブレーキの検討の紙が付いているので計算を行う。
計算自体は、穴あきで埋めていって電卓を叩くだけ。最初サイドブレーキのブレーキ力、240Kgという数値を教えてもらっていたんだけど、これで埋めていくと規制値を超える。
どうしたもんかなと係りの人に聞くと、片輪240Kgとの事。両方で480Kg。問題なく規制値をクリア。
車両重量も1,990Kgだった。重量税助かった。

側方方向指示器もOK、後方方向指示器、後退灯もOK。これで日本の保安基準に合格した事になる。

その後、職権打刻の紙をもらい1Fの一番端、相談係りに向かう。ここで職権打刻の用紙にハンコをもらって、今度は2Fの検査の部署へ。2Fでえらいさんの決済印をもらう。
んで、先ほどの新規ラインに戻る。で、打刻。
だけども、打ちやすいところに打てるところがない。普通ストラット上部なんかに打刻するんだけど、クエストは手が入らない。
ルノーなんかはドアを開けたシルの部分にあったけど、「袋状になってるから凹むかもしれないので、ここはやめましょう」と。色々探して運転席下のサイドフレームへ打刻する事になった。
打刻部屋にはリフトあるんだけど、クエストのトレッドが広すぎてリフトに乗らない。仕方が無いのでジャッキで上げて下にもぐって打刻。(検査員がね)

昼近かったので昼後スタートだなぁと思っていたら、検査員が下にもぐってコンコンと。彼が途中まで打って、昼飯食ってきた検査員と交代。結局昼休み関係なく打刻してくれた。

無事打刻も終わって、その用紙をもって代書屋へ。今度は登録。
登録に必要な用紙を代書してもらって、ここで重量税を納付。
そうして出来上がったOCRシート、重量税納付用紙、手数料納付用紙等を持って登録の受付に向かう。

受付に行く前に、封印の場所で前俺のクルマの写真を撮っていた職員さんと会う。「やっと登録?」「やっとですー」等と会話を交わし受付に向かい提出する。
すると程なく車検証が出来上がってくる。(割と混んでいたので程なくではなかったけど。)

で、次は代書屋に書いてもらった自動車取得税・自動車税申告書をもって、府税の建物へ。ここでも問題なくインボイスでの課税となる。
船代含んでいない分通関消費税より安い。納付して、自動車税の月割りも払って次はナンバー。

希望ナンバーだったのでお金も振り込んでいるので問題なくナンバーを受け取り、クルマに戻って後ろの臨番を外してナンバー取り付け。
封印に行って、職員さんと色々会話。今日はやっぱりお客さん(?)少なくってクルマのお披露目会みたいな感じに和気藹々と。
「封印、予備くださいよー」等と冗談を交わす。イヤ、マジで封印予備ください…

で、regist.jpg (72124 バイト) この通りナンバーが付きました!

9/7にクルマが日本に入ってから約一月。連休があったので少し掛かったけど、本来ならもう少し早くなったかなと思う。


登録にてかかった費用。

FCSリレー(送料等込み) \5,130
ガス検費用(振込手数料込) \191,625
ガス検申し込み書類郵送 \350
側方方向指示器 レンズ \510
後方方向指示器灯色変更(クリアグリーン塗料) \1,228
高速(大阪<>京都) \3,380
電車賃(京都<>大阪) \3,250
汎用後退灯 \1,500
G18、T16バルブ \670
横浜市臨番返却郵送料 \500
希望ナンバー(振込手数料込) \4,415
臨番 X3 \2,250
リサイクル申請書送付 \360
シリコン、クリアテープ、ブラインドナット、ギボシ、配線類(持っていた物) \0
テスター屋 \2,600
検査手数料 \1,500
車庫証明 \2,700
リサイクル預託 \25,810
取得税 インボイスの5%
重量税 ¥75,600
自動車税(10月登録) \24,100
自賠責保険(36ヶ月) \41,820
登録手数料 \700
印鑑証明 \300
代書屋 \2,800


合計 \393,098+取得税

まとめ

実際、通関>改善>登録をしてみての感想は「やってやれん事じゃねーな」です。
業として行っている人がいるのでできない訳ありません。
でも、なれないので戸惑うことや手間が掛かります。

あと、行政は書類が勝負です。
私が「この木っ端役人が!」と言うイヤミばかりな人間的にイヤな人であろうが、書類さえ整っていれば彼らは登録させてくれます。逆に言えば、どんなに私が人間的にイイ人であろうが書類が無ければ登録できません。
ここん所がとっても重要で、私がスムーズに一連の作業をこなす事ができたのも、書類を整えたからだと思います。
なるべく手書きの部分をなくしてPCで取り込んで書類を作ることによって担当の人が書類を審査するうえで読みやすくなる。
前もって相談することによって提出書類の順番や添付書類との関連付けを整える事によって書類審査の人の負担を少なくする。
こういう些細な事が迅速な審査に繋がっていくのだと思います。

あとはそれにプラスして人間関係。役人といえども人間ですから、ニコニコと懐っこく来る人に対しては無碍な態度はとれません。

下調べを済ませて作成したキチンとした書類と、温和な態度の聞く耳を持つニコニコした人。意外とこれが一番スムーズに輸入を行う道かもしれません。

実際、急に通関から後の事を行うことになりましたが、クルマ好きな私にとってみれば非常に良かったと思っています。
本業はクルマとは関係はありませんが、役人に対する態度とか学ぶところも多かったように思います。
また、苦労したクルマにナンバーが付いたときの喜びは格別です。

お金で済ませることは出来るけども、私は自分でやってよかったなぁと思っています。

もし、お金と時間が許すのであれば、また行いたいなぁと思っています。


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